(人生観)
(まずたのむ しいのきもあり なつこだち)
(おわり)
滋賀県大津市国分2丁目5幻住庵にある句碑(牛久市森田武さん撮影)
たどりなき風雲に身をせめ:ゆくえ定めぬ旅の空に身を苦しめて。さまざまな芭蕉の旅をいうが、やはり「奥の細道」が記憶としては大きかったであろう。
花鳥に情を労じて、しばらく生涯のはかりごととさへなれば :詩人として苦しんでいる間に、ついにこれが生涯のものとなってしまって、の意。
楽天は五臓の神を破り:白楽天は、詩を作るのに苦心して全身衰弱してしまったの意。『白氏文集』に「詩は五臓の神を役す」とあるによる。
まずたのむ しいのきもあり なつこだち