環境社会学 2002/05/10


コモンズとは(テキスト第3章)

  • 人びとが共同で利用する資源・環境
    • 入会地(いりあいち):村の人が共同で利用


ビデオ学習

  • 霧多布湿原(北海道・浜中町)


霧多布湿原の概要

  • 港はコンブ漁がさかん,かつて運搬の手段として馬を飼育⇒放牧の場としての湿原
     ⇒機械力への転換⇒忘れられた湿原
  • 共同の土地⇒私有地として分割
  • 80年代伊東さんの移住
    ⇒若者達の湿原を見直す運動
  • 利用することで保全


伊東俊和氏インタビュー

  • 「霧多布湿原センター」ビジターセンターの形
    • 湿原に対する導入の役割
    • 展望ホール,子供達への野外プログラム,工作教室
    • 一般客へのツアーガイド
  • 外からの観光客⇒地元の人にも価値を分かってもらう
  • 地主にも残す側になってもらうために「借りる」形に
     ⇔ナショナル・トラスト=土地の買い取り
  • 全国から感謝の手紙
     ⇒地主も協力,無償で土地提供;「ありがとう方式」
  • 以前は個人の土地は立ち入りを禁止
     ⇒牧柵と木道にして自由に散策できる形に
  • 拒んでいた時には花の盗掘が多かった
     ⇒ほとんどなくなった,「みんなのもの」という意識


瓜田勝也氏インタビュー

  • もと漁師→ペンション経営
  • 都会から来た人たちとの接触で新しい価値を湿原に見いだした
  • 以前は生まれてからずっと見ていたので興味がなかった。生活の中で素通りしていた。


事例のポイント

    (1) いろいろな考え方を持つ人たちが一緒に話し合う中で運動を作ってきた
    (2) 環境保全と地域づくり(活性化)が結びついている
      (※だからこそ皆が協力)
    (3) 人が積極的に利用する中でより良い保全のあり方を考えてきた


かつての森林保全のあり方

  • かつての農村は生活に共同で利用する山を持っていた;入会山,村持山
  • 持続的・平等に使うための地元のルールがあった


かつてのものと現在のコモンズとの違い

  • 共通の基礎:
    • 自分たちの生活をどうより良くするか
    • そのためにどう資源を利用するか
  • 今は生活から切り離されている
    ⇒共有のルールの再構成が必要


まとめ

  • 自然環境保全の2つの考え方
    • 人間の手が触れないようにする
    • 人間が利用することで保全
  • 地元の利用ルールが大切


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