芭蕉db

伊賀上野

三重県伊賀市


 三重県北東部の伊賀盆地に囲まれた静かな田園都市。人口約100,000人。2004年11月1日、旧上野市、旧伊賀町、旧島ヶ原村、旧阿山町、旧大山田村、旧青山町の伊賀地区6市町村が合併し「伊賀市」となった。旧上野市赤坂に芭蕉の生家がある。伊賀市は芭蕉生誕の地としてつとに有名だが、伊賀忍者発祥の地としても、荒木又右衛門「かぎやの辻の仇討ち」の場所としてもよく知られている。藤堂高虎の城下町。

 特産品として、伊賀焼・組み紐などがある。特に、伊賀焼では室町期の茶陶の産地として、信楽焼と並んで畿内で最も名品を産した場所。長石を大量に含み、1,300℃以上の高温で焼成した時に生ずる松灰の自然釉(ビードロ釉)による色合いと素朴な陶質が現代でも極めて高い人気を博している。

 伊賀地方の町名が江戸の町名の命名に多く採られたことでも有名。東京都台東区「上野」などは伊賀「上野」から発案されている。他にも芭蕉の生家の「赤坂」、「青山」など。

三重県全図

上野市俳聖殿

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