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下臥につかみ分ばやいとざくら

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下臥につかみ分ばやいとざくら

先師路上にて語り曰、此頃其角が集に此句有。いかに思ひてか入集しけん。去來曰、いと櫻の十分に咲たる形容、能謂おほせたるに侍らずや。先師曰、謂應せて何か有*。此におゐて胆に銘ずる事有。初てほ句に成べき事ト、成まじき事をしれり*