芭蕉db

幾霜に心ばせをの松飾り

(あつめ句)

(いくしもに こころばしょうの まつかざり)

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 貞亨3年。正月の歳旦吟。

幾霜に心ばせをの松飾り

 幾星霜を経ても我が庵の春は、庭の芭蕉を松飾りとするだけの初春である。「心ばせ」と芭蕉をかけ、芭蕉庵をも掛詞としている。