芭蕉db
島崎又幻
(生年不詳)
年表
/
Who'sWho/
basho
島崎味右衛門清集<きよため>。伊勢の神職で師職家(伊勢神宮の神楽を奉納する家柄)であったが、神職間の勢力争いに破れて逼塞していた。芭蕉は、貞亨5年2月『笈の小文』の旅の折にも、また元禄2年『奥の細道』の後、伊勢神社遷宮に参拝した折にも、又幻を訪ねて止宿している。この時、又幻19歳、落ちぶれた貧しさの中で又幻夫婦が懸命に尽してくれたことに感銘して、『
明智が妻の話
』を書いて贈った。
又幻の代表作
木曽殿と背中あはする夜寒かな