芭蕉db

望月木節

(もちづき ぼくせつ)

(〜元禄7年(1694)11月)

Who'sWho/年表basho


 望月氏。「是好」の医号を持つ大津の医者で門人。芭蕉の最期を大坂で看取った一人である。
 

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芭蕉宛木節書簡(元禄7年閏5月10日)

木節の代表作

川柳又あふ迄を根引哉

筏士の見かへる跡や鴛の中 (『猿蓑』)

夏がすみ曇り行衛や時鳥 (『猿蓑』)

ひね麥の味なき空や五月雨 (『猿蓑』)

たゞ暑し籬によれば髪の落 (『猿蓑』)

咲花をむつかしげなる老木哉 (『続猿蓑』)

妙福のこゝろあて有さくら麻 (『続猿蓑』)

百なりていくらが物ぞ唐がらし (『続猿蓑』)

首の座は稲妻のするその時か (『続猿蓑』)

年よりて牛に乗りけり蔦の路 (『続猿蓑』)