芭蕉宛智月書簡

(?年8月13日)

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よきやうに御なおし被下候べく候。又あとより申上参らせ候。めでたくかしく。

なんどゑも月はさしこむねごしらへ

とぼとぼとむかへばつきにごくはうかな

一、せんだくの御きりもの*御ざ候はゞ、御こし被成候べく候。
    八月十三日                        ち月

 はせを様


大津の智月が、 新装なったばかりの膳所義仲寺滞在中の芭蕉に宛てて作品の添削依頼をした書簡。年号を欠くが元禄4年。(3年の可能性もあるが・・)