芭蕉db
   路通がみちのくに赴くに

草枕まことの華見しても来よ

(茶の草子)

(くさまくら まことのはなみ してもこよ)

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 元禄3年。とかく行状定まらぬ路通に突き放した餞の句。

草枕まことの華見しても来よ

 この旅をよい機会にして、真の俳諧は何なのかじっくりと学んで来い。芭蕉は自らのみちのくの旅(「奥の細道」)を路通に体験させることで俳人としての成長を期待したのであろう。