芭蕉db
   九月三日、詣

見しやその七日は墓の三日の月

(笈日記)

(みしやその なのかははかの みかのつき)

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 元禄6年9月3日。嵐蘭の初七日の墓参り。1週間前には「秋風に折れた悲しき桑の杖」と墓前で詠んだ。

見しやその七日は墓の三日の月

 嵐蘭よ、あなたも見ていますね、この墓の上にかかっている三日月を。