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芭蕉db
菅沼亭
(笈日記)
(きょうにあきて このこがらしや ふゆずまい)
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元禄4年10月末。最後の東下の旅の途中、三河国新城の菅沼権右衛門(俳号は耕月)亭にて。
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京に飽きてこの木枯や冬住ひ
『奥の細道』以来2年を超える上方での都会生活にも飽きて、今私は古巣の江戸に帰ります。あなたの木枯しを聞きながらの田舎住まいが大変慕わしく思います。耕月への挨拶吟。
なお、ここではもう一句「雪を待つ上戸の顔や稲光」と詠んだ。
新城市橋向北畑庚申寺の句碑(牛久市森田武さん撮影)
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