- 芭蕉db
- 大根引きといふ事を
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(くらつぼに こぼうずのるや
だいこひき)
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- 元禄6年10月作。50歳。
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鞍壷に小坊主乗るや大根引
- 芭蕉秀句の一つ。鞍壺は、牛や馬の鞍の中央部分、鞍部点になる場所のこと。百姓の両親が大根を収穫しているのであろう。その畑の傍らに牛か馬が繋がれている。その鞍の上で小童がちょこなんと乗って遊んでいる。初冬ののんびりした情景をしっかりと写し取った「軽み」の名句。
なお、この句については、『去来抄』に
去来の見解がある。
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真岡市荒町出世稲荷の句碑(牛久市森田武さん提供)
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