Dos/Vか98か?


 同じ、WindowsのパソコンでもDos/VパソコンとPC98というパソコンの2種類があります。これはどういう違いなのでしょうか?

 PC98シリーズはNECが出しているパソコンです。しかしおなじ98とついても今は中身が違う2種類のものがあります。
1つは、従来のPC98で型番がPC9801とかPC9821というシリーズです。これがここで言うPC98です。
また、PC98NXというシリーズもありますが、ややこしいことに、これは事実上Dos/Vパソコンと同じで、PC98NXは以下でいうPC98には当てはまらないものとします。

 PC98はWindowsが出てくる前に、日本語が簡単に表示できる国内独自の規格のパソコンとして人気がありました。それに対しDos/Vパソコン(厳密にはPC/AT互換機パソコン)はアメリカのIBMが策定した世界標準規格のパソコンです。しかし、いまはどのパソコンでもWindows95が走りますし、却って独自規格が足かせになってしまっているような点があります。そこでこれからの日本のパソコンはDos/Vパソコンに統一される方向になっています。
 ユーザから見た違いはキーボードの配置がDos/Vと若干違う点ぐらいで、日本語入力の切り替えがしやすいという点がメリットですが、これも将来的には全てDos/Vパソコン(106,109キーボード)に統一される方向ですので、どうせ慣れるならDos/Vパソコンに慣れたほうがよいといえます。また日本語入力切り替えキーを使いやすいものに変更するユーティリティも、「窓の杜」などを探せば入手できます。
 また、98ですと現状は問題なくても今後新しく出てくるソフトで対応できないというものも出てくる可能性が高いです。

 情報教室のパソコンはPC98ですが、これは導入当時、どうしても98でしか使えないソフトが使いたいという教員が何人かいたため、私としては不本意ながらPC98シリーズを導入したという経緯がありました。情報教室のパソコンと多少キー配置が違っても、皆さんがお買いになるパソコンにはDos/Vパソコンをお薦めします。
 


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