消費者行動論 #7  2001/11/29


◆お知らせ◆

12月13日(木)の消費者行動論は, 16時10分〜17時10分に変更し, 消費生活センターの代永まつ子氏による特別講義とします。
消費生活上のトラブル等についてお話しいただきます。
登録した受講生以外にも開放します。

■感想より

●店舗環境の実証研究で,混雑の場合はその通りだと思うが,他は本当なのか少し疑問。
※私もそう思います。また,要素ごとの効果が,一緒になった時にそのまま合わさるかどうかもわからない。

●ドアインザフェイス技法で私の家もひっかかったことがある。ミシンを通信販売で購入する時にひっかかってしまった。あまりの口のうまさにのせられ,あまり大きな額ではないが損をしてしまった。

●段階的勧誘法は,私の感想としては,DITFの方が効果があるのではないかと思った。



■消費者行動の心理学


1.問題解決としての購買意思決定


2.消費者の知覚


3.消費者の動機づけ


4.ライフスタイルと消費者行動


5.消費者の態度形成と変容


6.消費者行動における状況要因


7.対人・集団の要因と消費者行動

▼口コミと消費者行動
・口コミ
  =商品やサービスについて消費者同士で行われる
   コミュニケーション

・口コミが発生する条件
  ・製品の評価が難しい場合
     情報不足,能力不足など
  ・人に聞くことが手軽な手段である場合
  ・「話したい」と思う場合
     製品への強い関心,役に立ちたいという気持ち

・口コミの特徴
  ・非計画的 ⇔広告
  ・発信者によって一度処理された情報
   →受信者は理解しやすい
   →偏った情報となる危険性も

・購買決定における口コミの役割
  ・ブランドの認知や魅力増大には広告が有効
  ・ブランドの評価や採用には口コミが有効

▼情報の伝播と消費者行動
・情報の2段階の流れとオピニオンリーダー


・オピニオンリーダーの特徴
 ・商品情報に精通し,人を納得させる力量を持つ
 ・偏らずに情報を評価する能力を持つ
 ・活動的・社交的
 ・社会地位や価値観が類似したリーダーが信頼される
 ・新製品の購入が早く,他者の購入のリスクを低減させる

・ネットワーク型の新しいオピニオンリーダー
 ・情報発信能力の他に,情報受信力,情報処理能力が
   重視される

・新製品の普及とイノベータ
 ・イノベータ(革新者):
   最も早い時期に製品を採用する人;全体の2.5%程度
 ・採用の流れ:
   イノベータ→初期採用者
   →前期多数採用者→後期多数採用者→遅延者
 ・オピニオン・リーダーほど社会的関係は強くない

▼集団の影響と消費者行動
・集団への同調と逸脱
 ・同調行動:集団や社会に合わせた態度や行動の変化
  ・集団の期待に添うための行動
  ・確かな選択基準がないので集団の行動を真似る行動
  ⇔逸脱行動

・流行についてのジンメルの理論
 =同調の欲求と差別化の欲求の拮抗

・準拠集団と消費者行動
 ・準拠集団=人の判断の拠り所となる集団
  ・さまざまなグループが準拠集団となりうる
   ・会社・学校などの公式集団
   ・友人,知人,近隣の人などの非公式集団
   ・芸能人や著名人など

 ・準拠集団を意識させる広告戦略
   ・専門家:客観性・信頼性をイメージさせる
   ・憧れの集団:素敵な生活をイメージさせる
   ・自分と同程度の集団:常識を想定させる

 ・生活様式の多様化により,準拠集団の与える影響は
  小さくなっていると考えられる


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