消費者行動論
2000/12/08
★補講のお知らせ★
2001年2月2日
補講します
※参考:試験:2月9日
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★箕浦ホームページ(学内からのみ)★
http://mail.yamanashi-ken.ac.jp/~minoura/
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6.消費者行動における状況要因
▼価格判断における状況要因
同じ商品が同じ価格で売られていても,状況によって
高く感じたり安く感じたりする
・周りのものの価格と比べて判断
・「正月」「お祭り」「旅行先」などのシチュエーション
--------(※前回ここまで)--------
▼店舗内消費者行動における状況要因
計画購買と非計画購買
・非計画購買の4類型
・想起購買:店頭で必要性を認識する
→商品の必要性を喚起する売場内広告の設置など
・関連購買:購入した他の商品との関連から購入
夕食のメニューにしたがって購買する場合など
→関連のある商品を接近させて陳列
・条件購買:そのうち買おうと思っていたものを購入
→「本日限り」「今が旬」などと訴える
・衝動購入:その場で欲求が喚起される
→売場で調理し食欲を刺激,商品の希少性などをPR
◆トピックス:
【店舗内での販売促進のための陳列技術】
・パワー品目の活用
肉・魚・野菜・卵・牛乳などを分散配置
・大量陳列
・右側優位の原則
・バーチカル(垂直)陳列
・エンド(端)陳列
・関連陳列
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▼消費者に影響を与える状況要因
・コミュニケーション状況
商品に関する情報がどのように伝達されるか
・店員や友人との会話など(パーソナル)
・広告,出版物など(インパーソナル)
・購買状況
製品やサービスを得る場面の状況
1.情報環境
情報の利用可能性,情報付加,情報の提示方法など
2.店舗環境
レイアウト,色彩,照明,音楽,におい,温度など
◆実証研究の結果から:
・テンポの遅い音楽→買物時間・買物量が増える
・適切な色彩:内装=寒色,外装=暖色
・混雑→買物時間の短縮,店員との接触の減少
3.時間の影響
季節,時刻,買物に使える時間の量など
7.対人・集団の要因と消費者行動
▼口コミと消費者行動
・口コミ
=商品やサービスについて消費者同士で行われる
コミュニケーション
・口コミが発生する条件
・製品の評価が難しい場合
情報不足,能力不足など
・人に聞くことが手軽な手段である場合
・「話したい」と思う場合
製品への強い関心,役に立ちたいという気持ち
・口コミの特徴
・非計画的 ⇔広告
・発信者によって一度処理された情報
→受信者は理解しやすい
→偏った情報となる危険性も
・購買決定における口コミの役割
・ブランドの認知や魅力増大には広告が有効
・ブランドの評価や採用には口コミが有効
▼情報の伝播と消費者行動
・情報の2段階の流れとオピニオンリーダー
・オピニオンリーダーの特徴
・商品情報に精通し,人を納得させる力量を持つ
・偏らずに情報を評価する能力を持つ
・活動的・社交的
・社会地位や価値観が類似したリーダーが信頼される
・新製品の購入が早く,他者の購入のリスクを低減させる
・ネットワーク型の新しいオピニオンリーダー
・情報発信能力の他に,情報受信力,情報処理能力が重視される
・新製品の普及とイノベータ
・イノベータ(革新者):最も早い時期に製品を採用する人;
全体の2.5%程度
・採用の流れ:イノベータ→初期採用者
→前期多数採用者→後期多数採用者→遅延者
・オピニオン・リーダーほど社会的関係は強くない
▼集団の影響と消費者行動
・集団への同調と逸脱
・同調行動:集団や社会に合わせた態度や行動の変化
・集団の期待に添うための行動
・確かな選択基準がないので集団の行動を真似る行動
←→逸脱行動
・流行についてのジンメルの理論
=同調の欲求と差別化の欲求の拮抗
・準拠集団と消費者行動
・準拠集団=人の判断の拠り所となる集団
・さまざまなグループが準拠集団となりうる
・会社・学校などの公式集団
・友人,知人,近隣の人などの非公式集団
・芸能人や著名人など
・準拠集団を意識させる広告戦略
・専門家:客観性・信頼性をイメージさせる
・憧れの集団:素敵な生活をイメージさせる
・自分と同程度の集団:常識を想定させる
・生活様式の多様化により,準拠集団の与える影響は
小さくなっていると考えられる
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