消費者行動論  2000/12/01

★ゲスト講師のお知らせ★

12月15日の授業(年内最後)は
ゲスト講師に来ていただきます。

■講師■
代永まつ子氏(山梨県消費生活センター)

■内容■
食生活と消費者問題について

★補講のお知らせ★

2001年2月2日
補講します
※参考:後期試験:2/5〜9
http://mail.yamanashi-ken.ac.jp/~minoura/


1.問題解決としての購買意思決定
2.消費者の知覚
3.消費者の動機づけ


4.ライフスタイルと消費者行動


・従来のマーケット・セグメンテーション(市場細分化)
 =性別・年齢・地理的特性などを基準としてきた
 →価値観の多様化で不都合
 →ライフスタイルからのアプローチを重要視

主婦のライフスタイルの例(小嶋ら,1978)

 (1) おしゃれ行動型(23.8%)
  30代に多い。趣味やレジャー行動が盛ん。
  家事にも工夫。
 (2) 浪費エンジョイ型(16.5%)
  20代に多い。流行やファッションに関心。
  計画性に欠ける。
 (3) 消極無気力型(24.1%)
  収入が低め。趣味やレジャーへの関心が低い。
  (1)と対照的。
 (4) ガッチリ堅実型(16.5%)
  計画的な買物,家事。節約を心がけ,
  貯蓄を重視。
 (5) ハイライフ志向型(19.1%)
  一流品を重視。交際も多い。
  現在の生活を重視。


5.消費者の態度形成と変容

ある商品やサービスへの態度
 =その対象に対する判断や感情などの評価の全体
 ・方向性:好き/嫌い,良い/悪い
 ・強さ:大好き,嫌いではない,など

▼広告戦略と態度変容
・ある属性に関する評価を改善するようメッセージを送る
・ある属性の重要性を変化させるようメッセージを送る
・全く新しい属性を付加する
・競合商品への評価を低下させるメッセージを送る

▼説得的コミュニケーションと態度
・メッセージの送り手
 ・信憑性=専門性+信頼性

・メッセージのありよう
 ・一面呈示と両面呈示
  ・両面呈示=長所とともに短所も伝える
 ・恐怖喚起コミュニケーション

▼段階的勧誘法
・フットインザドア技法
   はじめに小さな依頼に応じさせ,その後,
   本命の大きな依頼をする
・ドアインザフェイス技法
   先に大きな依頼をわざと断らせてから,
   譲歩する形でより小さな本命の依頼をする
・ローボール技法
   先に魅力的な条件や商品を提示して
   購買の決定をさせてしまう。
   (その後,悪い条件を付加したり,良い条件を
    取り下げたりしても,決定を撤回しようとしない。)

▼態度と行動の関連性
・フィッシュバインとアイゼンの説明

※「購買への態度」であって「商品への態度」ではない
※社会規範=“人からどう見られるか”

・その他の要因
 ・状況要因
  ・実際の店頭場面での状況によって行動が左右される
 ・個人的要因
  ・その時の個人的状況によって行動が左右される
 ・態度形成のなされ方
  ・体験に基づいて形成された態度は,行動との
   結びつきが強い




■□■□■□■ ちょっと交通整理 ■□■□■□■

★心理学者レヴィンによる行動の一般的法則

 …以降では,環境要因に相当することがらについて述べる


6.消費者行動における状況要因

▼価格判断における状況要因
  同じ商品が同じ価格で売られていても,状況によって
  高く感じたり安く感じたりする
  ・周りのものの価格と比べて判断
  ・「正月」「お祭り」「旅行先」などのシチュエーション

--------(※ここまでで時間切れ)--------


▼店舗内消費者行動における状況要因
 計画購買と非計画購買
 ・非計画購買の4類型
  ・想起購買:店頭で必要性を認識する
    →商品の必要性を喚起する売場内広告の設置など
  ・関連購買:購入した他の商品との関連から購入
    夕食のメニューにしたがって購買する場合など
    →関連のある商品を接近させて陳列
  ・条件購買:そのうち買おうと思っていたものを購入
    →「本日限り」「今が旬」などと訴える
  ・衝動購入:その場で欲求が喚起される
    →売場で調理し食欲を刺激,商品の希少性などをPR

◆トピックス:
【店舗内での販売促進のための陳列技術】
  ・パワー品目の活用
  ・大量陳列
  ・右側優位の原則
  ・バーチカル(垂直)陳列
  ・エンド(端)陳列
  ・関連陳列

▼消費者に影響を与える状況要因
・コミュニケーション状況
  商品に関する情報がどのように伝達されるか
  ・店員や友人との会話など(パーソナル)
  ・広告,出版物など(インパーソナル)

・購買状況
  製品やサービスを得る場面の状況
  1.情報環境
    情報の利用可能性,情報付加,情報の提示方法など
  2.店舗環境
    レイアウト,色彩,照明,音楽,におい,温度など
    ◆実証研究の結果から:
     ・テンポの遅い音楽→買物時間・買物量が増える
     ・適切な色彩:内装=寒色,外装=暖色
     ・混雑→買物時間の短縮,店員との接触の減少
  3.時間の影響
    季節,時刻,買物に使える時間の量など



7.対人・集団の要因と消費者行動
▼口コミと消費者行動
・口コミが発生する条件
・口コミの機能
・購買決定における口コミの役割

▼情報の伝播と消費者行動
・誇示的消費と情報の伝播
・情報の2段階の流れとオピニオンリーダー
・オピニオンリーダーの特徴
・ネットワーク型の新しいオピニオンリーダー
・新製品の普及とイノベータ

▼集団の影響と消費者行動
・集団への同調と逸脱
(図:流行についてのジンメルの図式;同調と差別化の欲求の拮抗)

・準拠集団と消費者行動


●関与と消費者行動
関与=商品に対する「関心」「こだわり」「思い入れ」のようなもの


●消費者の個人特性
▼パーソナリティ


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