マイケル=ファラデー

Michael Faraday(1791〜1867)


――――――年表――――――

ハリー=スーチン著・小出昭一郎訳『ファラデーの生涯』(東京図書)より抜粋

1791.09.22 英国イングランドサリ州ニューイントン・バッツの貧しい鍛冶屋の次男として誕生
1801.     高度成長でインフレ加速.一家は生活保護を受ける
1805.10.   製本屋リボーの店に年季奉公人として雇用される
1812.02.   王立研究所でH・デーヴィー卿の講演を聴講
1812.10.   年季奉公終了し,ド・ラ・ロッシュの店に移る
1813.03.   王立研究所実験助手に採用される
1813.10.   デーヴィー卿夫妻について大陸旅行.アンペールらと会見.〜1815.04迄
1813.12.   旅行中デーヴィー卿,沃素(I)発見の論文を発表
1821.06.   サラ・バーナードと結婚
1823.03.   塩素の液化に成功
1825.02.   王立研究所実験室主任に就任.この頃から「金曜講座」開始
1825.02.   ベンゼンを発見
1829.05.   デーヴィー卿,ジュネーブで死去
1831.11.   電磁誘導に関する最初の論文を発表
1833.11.   王立研究所科学教授に就任
1834.01.   電気分解に関する法則発表
1834.06.   ボルタの電堆に関する研究
1835.01.   自己誘導現象の発見
1837.11.   静電誘導の発見
1838.01.   真空放電現象の発見
1838.03.   母マーガレット・ファラデー死去
1845.12.   ファラデー回転発見,反磁性体の発見
1850.08.   電気と重力に関する論文を発表(場の概念の提唱)
1851.     磁力線に関する研究を開始
1857.11.   光と金属の相互作用に関する論文を発表
1858.     女王からハンプトンコートの屋敷を贈られる
1862.06.   最後の金曜講座
1865.     王立研究所辞職
1867.08.25 ハンプトンコートの自宅で永眠.享年76歳.ハイゲート共同墓地に埋葬さる
『ろうそくの科学』(岩波文庫)は,最後の金曜講座で子供たちに向かって話した科学の話がもとになった名著です.是非一度読んでみてください.ファラデーの優しさが全編にみなぎっています.