海賊キッドの宝の謎

 エドガー・アラン・ポーの小説『黄金虫』で主人公ルグランが海賊キッドの隠した宝のありかを探す話があります.この小説にしたがって海賊の残した宝物を探してみましょう.
 ルグランは,ある日次のような,海賊キッドが宝を隠した場所を説明したと思われる暗号文を手に入れました.

53\\?305))6*;4826.)4¥.)4¥)806*48?8>60))85;1¥(;:¥8?83(88・・・・(以下略)

 ルグランは,これを英語の文書と見て解読をはじめます.まず上の暗号文の中に出てくる文字を数えました.その結果をまとめたのが次の表です.この表をもとにしてルグランは推理を進めていき,ついに海賊の宝の隠し場所を突き止めることに成功します.

 

記号 きた 回数
8 33
26
4 19
16
16
13
5 12
6 11
10
8
1 8
0 6
9 5
2 5
4
3 4
  以下省略 
   
   
 
@英語では,最も頻繁に出てくるアルファベットの文字はご存知のようにeです.上の表では8ですから「8→e」と仮定します.英語にはeが二つつづけて出てくる単語がずいぶんあります.speed free meet agree degree などです.海賊の暗号文には8が二回つづけて出てくるところがずいぶんありました.ルグランは,確信をもちます.
A英語には「the」がよく使われます.8が単独で出てくる個所の8の前の文字はhである可能性が高いことが推測されます.そういう個所を調べてみると,「;48」という並びでよく出てきました.そこで;→t,4→hではないかと判断されました.