IP ver.4について


 IPのヴァージョンは現在Ver.4が使われています.これは32bitで表されます.すなわち,

232=4,294,967,296 個

のアドレスを設定することが可能です.そして,この数値は大変大きな数値のように思えます.
 ところが,IPアドレスはユニークな数値です.しかも,32bit分からネットワークIDとユーザIDに分割しますが,配分されたネットワークIDの中でユーザIDをうまく全部使い切るというようなことは不可能です.配分されたIPアドレスが死蔵されてしまうケースが極めて多いのが実状です.したがって,世界中のインターネットユーザや接続機器に対してIPアドレスをユニークに配分するとなると,これでは十分ではありません.今日のようにインターネットが普及してきますと,この数値では全く足りなくなってきました.それもそのはず,国内の電話番号は10進数で10桁です.つまり100億です.インターネットは世界が対象ですから足りないのは無理もありません.
 こういう世界大の問題とは別に,そもそもJPNICから配分されたIPアドレスが組織内のホストの数よりずっと少ないような場合,あるいはOCNのように不特定多数のホストとの接続が前提になっているようなパブリックサービスの場合(山梨大学でもPPPサービスではホストが特定できないのでOCNと同じ場合に属します)には,一定期間(OCNやPPPでは使用時間中)だけ,予めプールしてあるIPアドレスを貸与して使わせます.一定期間が過ぎたらまた別のホストに貸与することで,乏しい資源を共有するのです.こういうプロトコルをDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)といいます.まるで,公共図書館の本の貸し出しみたいです.
 そこで,近い将来Ver.6に変更することになっています.Ver.6では,IPアドレスは128bitとなる予定です.だから,

2128=3.40282×1038 個

のアドレスを配分することが可能になります.そうなれば,君の家の電話機や洗濯機,電気釜などは言うに及ばず,猫や犬達にもIPが付与されるようになるかもしれません.そうなれば,工場のNC機械やロボットには当然IPが付与できます.遠隔地の工場のロボットに発注伝票を送っておくと,翌日には製品が出来上がって送ってきてくれる,なんて事もあるかも知れません.そうなったら人間は毎日ゴルフ三昧で楽しく??暮らせるかもしれませんね?????.


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