芭蕉db

子の日しに都へ行かん友もがな

(蕉翁全伝)

(ねのひしに みやこえいかん とももがな)

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 貞亨2年。『野ざらし紀行』の旅で、2度目の伊賀上野。年を越して正月。

子の日しに都へ行かん友もがな

 子の日の遊びをしに都まで一緒に旅をする人がいるとよいのだが。「子の日」は正月最初のねの日をいう。古くはこの日に野に出て小松や若菜を「引く」行事。ネノビともいう。