よき細工は、少し鈍き刀を使ふと言ふ。妙観が刀はいたく立たず*。
妙観が刀はいたく立たず:<みょうかんがかたなは・・>と読む。妙観については不詳。名工であろう。彼の彫刻刀は切れるものではなかった、の意。
何事も少し鈍いのがよいのだ。
よきさいくは、すこしにぶきかたなをつかうという。みょうかんがかたなはいたくたたたず。