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芭蕉db
人々集ひ居て、瓜の名所なん数多
言ひ出でたる中に
（笈日記）
（うりのかわ むいたところや れんだいの）
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元禄7年夏。京都での作か。
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瓜の皮剥いたところや蓮台野
みなで集まって瓜の本場はどこかと議論した。本場かどうか知らないが食べてうまかったところなら蓮台野があったのだが。主題である「瓜の名所」を言うべきところを、瓜を食べてうまかったところにすりかえたはぐらかしが「軽み」となっている。
蓮台野は京都市北区の墓場のあった場所。墓参りにでも行って食べたのか？
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