芭蕉db
けごろもにつつみて温し鴨の足
(続猿蓑)
(けごろもに つつみてぬくし かものあし)
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元禄6年冬。
けごろもにつつみて温し鴨の足
この鴨、臥しているのか片足を上げているのかは分からないが、いずれにせよ羽毛の中に畳み込まれている足は暖かいことであろう。貧しい身なりの寒々しい作者にとってはうらやましくさえあったはずである。